
首の痛みの殆どは僧帽筋の炎症で、いわゆる「寝違い」が圧倒的多数です。
首を動かすこともできないほど僧帽筋の炎症が強い場合もあれば、動かすことはできるのだが何となく痛みがあるという炎症の度合いが弱い場合もあります。
そして、後者の場合は殆どの患者さんは「肩こり」という表現を使って来院することが多くみられます。
つまり、「肩こり」であれば温泉等で温めたりマッサージ等が有効で、楽にはなっても治癒という事はありません。
しかし、先述の通り、その殆どは「僧帽筋の炎症」が正体ですので、炎症を消去させればこの「何となく痛みがある」は治癒します。
当院では炎症期間は冷却電療及び安静、消炎後は温電療及びストレッチで治癒に導きます。
あるいは、炎症のため強い痛みがある場合や長期にわたり疼痛による支障をきたしている場合、仕事やスポーツの理由により早期炎症消去をさせ日常生活に支障をきたさないようにしたい希望があれば、「ハリ治療」を併用し、早期疼痛除去(2~3回の治療)も可能です。